九州地区研究会

日時:2017年6月22日(木)16時30分~18時
場所九州大学伊都キャンパス比文言文教育研究棟4階第8セミナー室
アクセス情報:〒819-0395 福岡市西区元岡744番地
http://isgs.kyushu-u.ac.jp/other/other1.php

タイトル:「複言語・複文化環境における言語学習、言語教育」
発表概要
本発表では、教育における言語問題の重要性が高まりつつあることを以下の3つの領域に関して指摘することを目指している。
- 言語使用;グローバル化する世界における教育領域の中での言語使用、
世界の言語問題、地域言語問題、異文化間学習という概念( Jin – Cortazzi: Researching Intercultural Learning  2012)
- 言語習得:学習スタイル、学習方法、学習実践における文化間の違い
- 言語教育:言語教育への期待、その認識、教育方法における文化間の違

可能な限り効率よく外国語を習得するには、文化を学習したり教育したりする際の違い (Hidasi: The Impact of Cultural-mental Programming on the Acquisition of the Japanese language 2007)が、誤解、ミスコミュニケーション、最終的な教育目標を達成する上での困難につながることを示唆したい。 本トピックを取り上げることは、グローバリゼーション、多言語主義、多文化主義の文脈においてニーズが変化していることによりその妥当性が高まっている。方法論の変更(コンテンツベースの言語教育、デジタル技術など)についても、ヨーロッパという特定のケースを多言語環境として議論する際に触れたい。今後期待される傾向について、いくつかの予測を明確にしたい。

発表者紹介:Dr. ユディット・ヒダシ

応用言語学博士、異文化間コミュニケーション学において大学教授資格、コミュニケーション学教授。日本語教育・言語学・異文化間コミュニケーション教育並びに研究の分野でこの30年間の活発な活動を行ってきた。1989年にハンガリー外国貿易大学(現ブダペスト商科大学)において東洋コミュニケーション研究所を設立し、1998年まで同機関の日本語プログラム主任を務めた。1998年から2001年にかけてハンガリー教育省において二国間関係局副局長を歴任。2001年から2006年まで神田外国語大学大学院教授。2006年から2012年までブダペスト商科大学国際経営学部長。2013年からは、ブダペスト商科大学コミュニケーション学教授を務める傍ら、ルーマニアのクルージにあるサピエンティア大学客員教授。母語のハンガリー語に加えて、英語、ドイツ語、日本語、ロシア語に堪能。レニングラード、日本、英国、イタリア、中国、台湾に長期滞在し、研究・調査・教育活動に従事してきた。世界各地の大学で異文化間ビジネス、異文化間コミュニケーション、国際関係論の講義を行っている。
多文化関係学会の設立メンバーであり、同学会設立以降ヨーロッパ支部長を務めている。AJEヨーロッパ日本語教師会、EAJSヨーロッパ日本学研究会、日本語教育学会等、いくつかの学術団体、学術学会のメンバーである。関心分野は、コミュニケーション能力の発達、ビジネス・コミュニケーション、言語と社会のインターフェイス、高等教育の国際化である。

参加費:無料
参加申し込み:資料部数把握のため、メールでご連絡ください。山田直子(yamada◎cc.saga-u.ac.jp) (◎を@にしてください)


日時:2017年3月22日(水)14時〜16時
場所:九州大学西新プラザ 中会議室
福岡市早良区西新2-16-23 TEL 092-831-8104
http://nishijinplaza.kyushu-u.ac.jp/access.html(アクセス)

話題提供者:石黒武人(順天堂大学国際教養学部准教授)
タイトル:「質的データ分析の精緻化に向けて ~言及指示から社会指標へ~」

発表概要:近年、ライスストーリー研究にミクロ社会学のゴッフマンの分析概念が援用されるなど、データ分析における領域横断的な試みが実践されている。そのような試みの一例として、本発表は、社会学的研究(ライフストーリー・インタビューやグラウンデッド・セオリー・アプローチなど)に、談話分析や言語人類学の分析概念(e.g., フレーム、コンテクスト化の合図)を接合することで、質的インタビューのデータ分析を精緻化する試みの一つを紹介するものである。具体的には、インタビューで「語られたこと」を整理する言及指示的側面に焦点を当てた分析から、インタビューという相互行為で指標される社会関係、文化、アイデンティティ、すなわち、社会指標的側面の分析に重点をシフトしたアプローチを示し、データ分析をより精緻で立体的なものとし、「厚い記述」へ近接する試みである。データとして、複数の国籍を持つメンバーが所属し、多文化が交錯する組織で働く日本人リーダーに対するインタビュー・データを用い、談話分析や言語人類学の分析概念を用いずに行う分析と用いた分析とで何が変わるのかを例示したい。さらに、参加者と発表者で実際にデータの分析に取り組み、他領域の分析概念を導入、援用する利点や難点について議論し、さらに、質的データ分析全般についても意見を交換する予定である。

話題提供者:石黒武人(いしぐろ たけと)順天堂大学国際教養学部准教授。立教大学大学院異文化コミュニケーション研究科博士後期課程修了(異文化コミュニケーション学)。ライフストーリー・インタビュー、修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチ、談話分析などの質的研究法を用いて様々な研究を行っている。論文に「異文化間の関係構築におけるトランスカルチュラル・アイデンティティの表出構造:映画『グラン・トリノ』において観察されるアイデンティティ・ワークの談話分析」(『異文化コミュニケーション』18号, pp. 15-34.)、著書に『多文化組織の日本人リーダー像:ライフストーリー・インタビューからのアプローチ』(春風社、日本図書館協会推薦図書)などがある。

参加費:無料
参加申込&お問い合わせ:メールでお願いします。
担当 山田直子(佐賀大学) yamada◎cc.saga-u.ac.jp(◎を@にしてください)


日時:2016年3月10日(木)13:00~15:00
場所九州大学伊都キャンパス比文言文教育研究棟4階第8セミナー室
〒819-0395 福岡市西区元岡744
伊都キャンパスアクセス情報(以下)
http://isgs.kyushu-u.ac.jp/other/other1.php

*研究会終了後、15:00から話題提供者を囲んでの茶話会を予定しております。

報告1:岩淵泰(岡山大学地域総合研究センター助教)
『多様性の中の参加民主主義-ポートランド市のまちづくりから-

報告2:石田聖(熊本大学大学院先導機構 特任助教)
協働ガバナンスと持続可能なまちづくりーオレゴン州ポートランド市の実践事例か
らー』

発表要旨:
アメリカ・オレゴン州のポートランド市は、全米で最も暮らしやすいま
ち、バイクのまち、環境にやさしいまち、低炭素型社会をめざすまち、グルメのまち
など、近年、ライフスタイルを重視したまちづくりのモデルとして注目が集まってい
る。そのような中でポートランド市については、成長限界線に代表される都市計画論
やソーシャル・キャピタルなど市民参加論から様々な研究が蓄積されており、本発表
では、『公平性』を手がかりに多様化する社会におけるポートランド市のまちづくり
を検討する。岩淵氏は、環境省総合研究推進費『エコリバブルシティの都市構造モデ
ルとその計画論に関する研究』の中から、1960年代から現代までの市民参加の変遷と
その多様化について、石田氏は、自身のポートランド市滞在時の実践的な合意形成の
場についての発表を行う。

問い合わせ先:
山田直子(九州地区研究会委員長、佐賀大学国際交流推進センター)
メール:yamada@cc.saga-u.ac.jp (@を半角にしてください。)


テーマ:3.11東日本大震災における留学生の経験・判断・行動―多文化共生社会に関する一考察

話題提供者:山田直子氏(佐賀大学国際交流推進センター・准教授)

日時:2013年3月1日(金)10:00 – 12:00

会場:九州大学伊都キャンパス比文・言文教育研究棟4F第8ゼミ室
http://scs.kyushu-u.ac.jp/modules/pico/index.php?content_id=36

参加費:無料。研究会後にランチ会を予定しています。

申込方法:担当者松永典子mnori@scs.kyushu-u.ac.jpまでご連絡ください。
氏名、所属、メールアドレスを記入のうえ、タイトルに「九州地区研究会申し込み」と記入してください。
ランチ会参加の有無に関してもお知らせください。
【申し込み期日】2月28日(木)

問い合せ先:
九州大学大学院比較社会文化研究院 松永 典子
E-mail:mnori@scs.kyushu-u.ac.jp
TEL: 092-802-5629




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