中部・関西地区研究会

2018年度第2回 中部・関西地区研究会

5月12日 (土) にニューメキシコ大学名誉教授のジョン・コンドン先生による
ワークショップが名古屋外国語大学で開催されます。

日時:2018年5月12日(土)14:30~17:00
場所:名古屋外国語大学7号館3階(738教室)
〒470-0197愛知県日進市岩崎町竹ノ山57
問い合わせ先
宇治谷映子(中部・関西地区研究会委員長、名古屋外国語大学英米語学科)
メール:ujitani@nufs.ac.jp (@を半角にして下さい。) 電話:0561(74)1111 (大学代表)
参加費:無料

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Title:“It Goes Without Saying”
Presenter: Dr. John Condon
Date: May 12, 2018 14:30-17:00
Place: Nagoya University of Foreign Studies, Room 738

ABSTRACT:
Our workshop on May 12, “It Goes Without Saying,” takes a fresh look at the still radical insights of Edward T. Hall, the anthropologist who introduced the term “intercultural communication” and who inadvertently launched our field.  Hall’s work takes on new significance in light of neuroscience research. Hall was Jack’s friend, colleague and neighbor for nearly 40 years. Jack’s book on our workshop theme will be published later this year.

PRESENTER BIOGRAPHY:
John (Jack) Condon is regarded as one of the founders of the field of Intercultural Communication, writing one of the first doctoral dissertations when that was not yet a recognized area of study, and later he was one of the founding faculty of what became today’s Summer Institute of Intercultural Communication (in Portland, Oregon). He also was in the group that would later found SIETAR, and a recipient of awards  for his teaching and writing, including the first dedicated college textbook in our field. Of his nearly 20 books, With Respect for Japan  is perhaps his best known in Japan.  In the 1970s as a professor at ICU  Dr. Condon influenced many of Japan’s future interculturalists. At that time the American Chamber of Commerce in Japan asked him to develop their first intercultural communication workshops.  Beginning his college years in Mexico City, Jack eventually would live and work abroad for twenty years, in Latin America, East Africa, and here in Japan.  Currently Emeritus Professor of Communication at the University of New Mexico, he continues to teach at SIIC and also offers workshops and field seminars in northern New Mexico where he lives. Next January he will co-facilitate a new traveling seminar in “Mayan Country” (in Mérida, Yucatán, Mexico), with Claudia Chapa Cortés, which will span two thousand years, from the earliest settlements to contemporary intercultural contacts via varieties of tourism and international gentrification.

Organized by: SIETAR  Chubu and Japan Society for Multicultural Relations

Contact: ujitani<AT>nufs.ac.jp


タイトル:「法廷通訳人から見た通訳言語としての英語をめぐる課題に関する一考察」
話題提供者:ヤコブ・E・マルシャレンコ (Jakub E. Marszalenko)(名古屋外国語大学国際交流部)
発表者略歴:ワルシャワ大学大学院日本学研究科及び大阪大学大学院人間科学研究科で博士前期課程修了
名古屋外国語大学大学院国際コミュニケーション研究科博士後期課程修了
現在、名古屋外国語大学国際交流部の職員、英語及びポーランド語の司法通訳翻訳人、フリーランス通訳翻訳者

問い合わせ先
宇治谷映子(中部・関西地区研究会委員長、名古屋外国語大学英米語学科)
メール:ujitani@nufs.ac.jp (@を半角にして下さい。) 電話:0561(74)1111 (大学代表)


日時:2017年5月27日(土)15:00~17:00
場所:名古屋外国語大学7号館3階(738教室)
〒470-0197愛知県日進市岩崎町竹ノ山57  代表電話:0561-74-1111
参加費:300円(茶菓代)
*スクールバスの降車場が13:30分から守衛室の前になります。スロープを上がり、北門に向かってお進み下さい。

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名古屋外国語大学
〒470-0197 愛知県日進市岩崎町竹ノ山57 電話:0561-74-1111

タイトル:「わたしって話しすぎ?-コミュニケーションの自己充足的および道具的機能-」
話題提供者:田崎 勝也(たさき かつや)(青山学院大学教授)

発表要旨:近年コミュニケーションの道具としての側面が強調され、情報の効率的な伝え方や説得力のある話し方は社会のさまざまな場面で求められるようになった。一方で「自分のことしか話さない」感情表出的で自己充足的なコミュニケーションに自足する人も少なくない。こうした道具的および自己充足的なコミュニケーションの動機(Festinger, 1950)は対人関係の相互作用にどのような影響を与えているのだろうか。特に動機を異にするコミュニケータが対峙するとき、2者間の関係構築や発展にどのような齟齬や問題が生まれるのだろうか。
ところで「恋人がほしくてもできない」若者が6割にも上るといった調査結果(リクルート、2014)が示すように、近年日本人青年の恋愛行動にも変調がみられる。本発表では、コミュニケーションの道具的および自己充足的な機能が対人関係、特に異性間の関係構築に与える影響について、心理尺度によって測定したデータを通して考えてみたい。

発表者略歴:青山学院大学教授。専門は文化心理学、対人・異文化コミュニケーション。コミュニケーション能力テスト“C-Exam”を開発。主たる業績には『コミュニケーション研究のデータ解析』(ナカニシヤ出版、2015年)、「日本人学生は本当に「内向き」なのか」(『多文化関係学』、2015年)、「日本人の回答バイアス」(『心理学研究』、2017年)などがある。

問い合わせ先
宇治谷映子(中部・関西地区研究会委員長、名古屋外国語大学英米語学科)
メール:ujitani◎nufs.ac.jp電話:0561(74)1111 (大学代表)(◎を@にしてください。)


(第二回)
(共催学会:異文化コミュ二ケーション学会関西支部、JALT大阪、JALT京都、JALT神戸、JALT奈良)

講演タイトル:「広島の被爆者と国際平和の提唱」
講演者:近藤紘子(こんどう・こうこ)
日時: 2016年10月16日(日)  14:00~17:00
場所: クロスパル高槻(高槻市立総合市民交流センター)、7階(第6会議室)
(JR高槻駅徒歩1分)高槻市紺屋町1-2  Tel. 0726-85-3721
http://www.city.takatsuki.osaka.jp/kurashi/bunka_sports/bunka_koryushisetsu/1327994114940.html

参加費:無料
使用言語:英語
懇親会:講演終了後に近くのレストランで夕食会を催します。参加ご希望の方は予約が必要となりますので fujimotodonna@gmail.com
(藤本ドナ[異文化コミュニケーション学会])宛に10月12日(水)迄にご連絡下さい。(@を半角にしてください。)

講要:近藤紘子氏は、ヒロシマの最年少の被爆者(原子爆弾の被害者)であり、世界中に向けて大変重要な平和のメッセージを送っています。彼女は若い頃、自分が被爆者であることを公に話しませんでした。しかし後になって夫に、「私が広島のために何もしなかったら、私の一生は無意味になってしまう」と語ったそうです。それ以来、彼女は世界中を旅し若者からお年寄りに至るまで多くの人たちに語りかけ、平和への理解を広めるためにたゆまぬ努力を続けてこられました。近藤氏は、アメリカのオバマ大統領が今年広島を訪問した際に行った演説で、「私たちはこうした物語を、被爆者の方を通じて知りました。原爆を投下した爆撃機のパイロットを許した女性がいます。なぜなら、彼女が本当に憎んでいるのは戦争そのものであることに気づいたからなのです」と、自分の話をしてくれたことにこのうえない誇りを感じています。この時のお話も、近藤さんから直接聞かせて頂けるでしょう。

講演者略歴:近藤紘子氏は、ニュージャージー州ハケッツタウンのセンテナリー短大で学び、その後ワシントンのアメリカン大学人文科学部に進学しました。チルドレン・アズ・ザ・ピースメーカーズという組織を通じて、長年に渡って平和活動に携わり、現在はTanimoto Peace Foundationの理事を務めています。また、自ら2人の子どもを養子に迎えたほか、多くの子どもたちの里親を探すために尽力してきました。アメリカン大学核問題研究所が毎年行なう海外研修旅行に同行し、広島、長崎、京都を何度も訪れています。そして世界中で心のこもった感動的な平和のメッセージを伝えています。

【問い合わせ先】
中川典子(関西・中部地区研究会委員長、流通科学大学人間社会学部)
メール:Noriko_Nakagawa@red.umds.ac.jp (@を半角にしてください。)
電話:078(794)3555 (大学代表)

(第一回)
日時:7月29日(金)18:00~20:00
場所:高槻市立総合市民交流センター(クロスパル高槻)
JR高槻駅より徒歩1分)第3会議室
高槻市紺屋町1-2  電話 072-685-3721
センターのサイトはこちら
案内地図はこちら
阪急高槻駅に近い「高槻市立生涯学習センター」ではありませんので、ご注意ください。

話題提供者:奥本京子(大阪女学院大学 国際・英語学部教授)
タイトル:「消極的平和、積極的平和、そして芸術アプローチによる紛争転換:東北アジアに思いを馳せて」

概要:世界においても、また私たちの暮らす東北アジアにおいても、社会が緊張状態にある現在、私たちは何を考え、何をなすべきであろうか。「平和」やその対概念である「暴力」、また「コンフリクト(紛争・対立)」などのことばを、改めて整理し、平和を構築するための作業・役割についての認識を共に深めたい。

平和を思考・志向するとき、それを実践に移していくことが困難に感じられることがある。平和行動とは何か、その事例から何を学べるであろうか。「東北アジア地域平和構築インスティテュート(NARPI、ナルピ)」は、行動主体を形成するために重要なトレーニングを毎夏開催している。そこでは、多岐に亘る技術の訓練に加え、態度・構えを養成しようとしている。また、信頼醸成は健全で平和を目指す市民社会のためには必要不可欠である。

平和構築に必要な紛争解決・紛争転換の概念について、また芸術アプローチの可能性について、相互に交わり合いながらのひとときを大切に過ごさせていただきたいと考えている。

講師略歴神戸女学院大学大学院文学研究科英文学専攻博士後期課程単位取得退学、博士(文学)Department of Politics and International Relations, Lancaster University, UK, Master of Arts in Peace Studies.

現在、大阪女学院大学国際・英語学部教授、NARPI(東北アジア地域平和構築インスティテュート)運営委員長、トランセンド研究会副会長、国際トランセンド東北アジア地域コンビーナー、非暴力平和隊・日本理事。

専門は、平和学、平和ワークにおける芸術アプローチ、紛争転換・非暴力介入論、ファシリテーション研究、メディエーション研究、NGO活動研究など。東北アジアにおける和解のプロセス(平和ワーク)を、朗読劇など多様な芸術形態をとおして探求することや、東南アジアや南アジア、そして他地域における紛争転換・非暴力介入のためのネットワークを深化させることに注力している。さらに、ワークショップの手法により、平和創造のためのファシリテーション・メディエーションを如何に深化させることができるか、また、市民社会における平和ワークに関するNGO活動について研究している。

主な著書に、『平和ワークにおける芸術アプローチの可能性:ガルトゥングによる朗読劇Ho’o Pono Pono: Pax Pacificaからの考察』法律文化社、『国際関係入門:共生の観点から』(共著)東信堂、『平和学を学ぶ人のために』(共著)世界思想社、『非武装のPKONGO非暴力平和隊の理念と活動』(共著)明石書店、『北東アジアの平和構築:緊張緩和と信頼構築のロードマップ』(共著)大阪経済法科大学出版部、Dramatherapy and Social Theatre: Necessary Dialogues(共著)Routledge、訳書に、『ガルトゥング紛争解決学入門:コンフリクト・ワークへの招待』(共監訳)、法律文化社など。

(第2回)日時:10月16日(日)話題提供者:近藤紘子(広島原爆被爆者)10月の研究会は異文化コミュニケーション学会関西支部、Osaka JALTKyoto JALTとの共催です。詳細については追って会員MLを通じてお知らせします。

【問い合わせ先】

中川典子(関西・中部地区研究会委員長、流通科学大学人間社会学部)
メール:Noriko_Nakagawa@red.umds.ac.jp (@を半角にしてください。)
電話:078(794)3555 (大学代表)

 


日時:2016年3月12日(土)15:00~17:00(*講演終了時間は17:00です。その後、30分ほど講演者の方々と歓談の時間をもちたいと思います。)
場所:名古屋外国語大学7号館3階(738教室)
〒470-0197愛知県日進市岩崎町竹ノ山57  代表電話:0561-74-1111
参加費:300円(茶菓代)
*7号館は北門から入っていただくとすぐ右手にあります。スクールバスのバス停から一番近い建物です。キャンパスマップとアクセス情報のURLを以下にお知らせします。

アクセス情報こちら
キャンパスマップこちら
*名古屋外国語大学のキャンパスは一つですが、間違って名古屋学芸大学の方にいかれる方も多いのでお気をつけ下さい。

テーマ(1):「『多文化共生』における継承語の存在−東海地方の事例を通して多文化共生継承語教育を考える」
話題提供者:鈴木崇夫(すずきたかお)(名古屋外国語大学外国語学部非常勤講師)

発表要旨:「多文化共生」はNPOやボランティア団体のみならず、今や国や地方の行政でも用いられる一般的な理念となっている。その中で、外国につながりのある子どもの継承語はどのような存在なのか。継承語教育を言語政策、言語教育の両面から概観し、その意義と多文化共生への貢献を考える。
東海地方は愛知県のトヨタ自動車を筆頭にものづくり産業が盛んであり、工場労働者として働く外国人住民を多く抱えるため、各地方自治体と連携する地域国際化協会などを中心とした多文化共生への取り組みは少なくない。しかしながら、大人や子どもに対する日本語教育が推し進められる一方で、子どもの継承語のケアについては明らかでない部分が多い。それゆえ、行政機関、学校教育機関、外国人コミュニティ、外国人家庭、それぞれ役割の異なる支援の実際を、事例をあげながら見ていきたい。最後に、多文化共生継承語教育の可能性と課題について議論を行いたい。

【発表者略歴】名古屋外国語大学大学院国際コミュニケーション研究科博士前期課程修了
名古屋外国語大学大学院国際コミュニケーション研究科博士後期課程修了(博士:日本語学・日本語教育学)
名古屋市立豊国中学校国語科非常勤講師を経て、現在、名古屋外国語大学外国語学部非常勤講師、母語・継承語・バイリンガル教育(MHB)研究会会員、台湾應用日語学会会員、カナダ教育学会会員

テーマ(2):「日本の公立学校におけるフィリピン語の母語・継承語教育」
話題提供者:矢元貴美(やもときみ)(大阪大学グローバルコラボレーションセンター招聘研究員、宮城学院女子大学非常勤講師、兵庫県立学校・大阪府立学校非常勤講師)

発表要旨:本発表では、公立中学校と高等学校で実施されているフィリピン語の母語・継承語教育の実践事例を紹介し、意義と課題を検討する。母語・継承語教育は、家庭内のコミュニケーション、アイデンティティ形成、認知能力獲得のために必要であるという研究が行われてきた。しかしながら日本の外国人児童生徒に対する教育施策では、母語教育に関する施策はなく、日本語教育に重点が置かれている。2014年度には小中学校で「特別の教育課程」による日本語指導が実施できるようになり、日本語教育が教育課程に位置づけられることとなった。一方、母語・継承語教育については、継承語の習得を援助する必要性に言及されているものの、公立学校ではほとんど実施されていない。本発表では、発表者が携わっているフィリピン語教育の具体的な実践内容を紹介し、公立学校で母語・継承語教育が行われる意義と課題を検討する。

【発表者略歴】大阪外国語大学大学院言語社会研究科博士前期課程修了
大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程単位取得満期退学
現在、大阪大学グローバルコラボレーションセンター招聘研究員、
宮城学院女子大学非常勤講師、兵庫県立学校・大阪府立学校非常勤講師
約16年前より、兵庫県と大阪府の公立小・中・高で主にフィリピン出身の
児童生徒とその保護者の支援に携わっている。また日本で暮らすフィリピンに
ルーツを持つ子どもたちの教育について調査研究を続けている。

問い合わせ先
中川典子(中部・関西地区研究会委員長、流通科学大学人間社会学部)
メール:Noriko_Nakagawa@red.umds.ac.jp (@は半角にしてください。)
電話:078(794)3555 (大学代表)


 

日時:2015年7月25日(土)15時~17時
場所:大学利用施設 UNITY(ユニティ)(セミナー室2)
〒651-2103神戸市西区学園西町1丁目1番1ユニバープラザ2階
078-794-4970 http://www.unity-kobe.jp/

テーマ:今秋公開予定:日本ベトナム初の合作映画「ベトナムの風に吹かれて」
―新しい異文化交流の成果―
話題提供者:上田義朗(流通科学大学教授、日本ベトナム経済交流センター副理事長)
発表要旨:本年はベトナム戦争終結40周年、他方、日本では戦後70周年という節目の年と言われています。この年の10月に日本とベトナム初の合作映画「ベトナムの風に吹かれて」(監督:大森一樹、主演:松坂慶子、共演:草村礼子、奥田瑛二、柄本明、松金よね子、藤江れいな)が、両国で同時公開されます。原作は、小松みゆき『越後のBaちゃんベトナムへ行く』(2B企画、2007年)。本映画の企画・製作に私は関わりました。
本報告は、この体験を含むビジネスの観点から、両国の異文化の相反と相互理解について具体的に紹介・検討したいと思います。
本映画は、大森監督によれば「日本では稀有となった芸達者なベトナム人俳優が日本人俳優と違和感なく共演している」作品です。また岡田裕プロデューサー(『お葬式』『復活の日』『天と地と』など制作)は、「日本からの上から目線ではない新しい異文化交流の映画に仕上がった」と述べています。このような意味で私の報告はともかく、本映画の公開にご期待下さい。当日は、次の順序での報告を予定しています。

1.日本とベトナムの一般的関係、2.映画製作の経緯:異文化交流の新たな成果、3.日本とベトナムのビジネス紛争事例:文化的背景、4.結び:経済統合と文化交流

発表者略歴
1983年:神戸大学大学院経営学研究科博士後期課程 満期退学
1983年:財団法人日本証券経済研究所大阪研究所研究員
1988年:流通科学大学商学部助教授から教授、現在に至る
そのほかの活動:上田義朗 検索(YahooまたはGoogleで検索なさってください。)

*問い合わせ先:中川典子(中部・関西地区研究会委員長、流通科学大学人間社会学部)
Noriko_Nakagawa@red.umds.ac.jp(@を半角にして下さい。)
078(794)3555 (大学代表)


 

日時:2013年7月20日 13:30-18:00

場所:関西学院大学(西宮・上ヶ原キャンパス)C号館

テーマ:グローバル人材育成と言語教育―アジアの未来とダイバーシティ―

概要:
大学における言語教育は、1991年大学設置基準の大綱化以来、国立大学の教養部解体、教養教育の見直し、学際的な新学部設置などの荒波のなかで変貌を遂げてきました。古典語学習の伝統であった文法翻訳方法も現代語教育の中ではその位置づけが大きく変わりました。戦後オーディオ・リンガル・メソッドやコミュニカティヴ・アプローチが導入されるなかで、「何で英語やるの」(中津燎子1975)という問いが立てられ、教員の再教育と意識改革の必要性が指摘されました。
また、欧州評議会の現代語プロジェクト(第1次プロジェクトは1963年から)が数次にわたるプロジェクトの成果として『ヨーロッパ言語共通参照枠』(2001)を策定し、いまではヨーロッパ各国だけでなく世界の現代語教育で参照されています。さらに日本の言語教育にも大きなインパクトを与えました。その中心的な概念は、複言語主義(Prulilingualismus)と異文化間コミュニケーション能力です。
今回の研究会では、平成24年度から始まった文部科学省の「グローバル人材育成推進事業」に採択された大学のプログラムをも検討しながら、現在社会で求められている「グローバルな人材とは何か」について、言語教育政策の視点、現代社会におけるダイバーシティ・マネージメントの視点から話題提供をしていただき、ラウンドテーブルの形式で参加者の皆さんとじっくり議論します。ぜひ、ご参加ください。学部学生、大学院学生、一般参加者も歓迎します。(申し込み制)

【プログラム】

○開会・挨拶 13:30
趣旨説明:中川慎二(関西・中部地区研究会委員長)

○第1部「グローバル人材育成の視点から」13:40-15:00 (80分)
大木充(京都大学、フランス語)、杉谷眞佐子(関西大学、ドイツ語)、菱岡洋介(関西学院大学グローバル人材育成推進事務室、交渉中)
司会:西田隆雄(関西学院大学)

○休憩15:00-15:15

○第2部「アジアとダイバーシティの視点から」15:15-16:35 (80分)
真嶋潤子(大阪大学、日本語)、李洙任(龍谷大学、英語)、藤井幸之助(同志社大学、朝鮮語)
司会:宮本節子(兵庫県立大学)

○休憩16:35-16:50

○第3部「グローバル人材養成、言語教育、そして多文化関係の視点から」16:50-17:50(70分)
パネラー全員とのラウンドテーブル
司会:中川慎二(関西学院大学)、李洙任(龍谷大学)

○閉会・挨拶 17:50
挨拶:抱井尚子(青山学院大学、会長)

○懇親会 18:15-20:00(関西学院会館)

参加費:学会員無料、非学会員 500円(資料代)(ただし、関西学院大学教員、学生、職員は無料)
申込み(7月18日まで)委員長 中川( nakagawa@kwansei.ac.jp )まで:当日も申し込みを受け付けますが、ラウンドテーブルの準備の都合上、できるだけ事前にお申込み下さい。
多文化関係学会第11回年次大会の記録文集(冊子)を7月20日の関西・中部地区研究会会場で頒布いたします。大会参加者は1部まで無料、2部目からは500円、参加者以外は1部500円でお分けする予定です。ただし、郵送はお受けしておりません。


関西・中部地区研究会

日時:2013年2月9日(土) 14:00-17:00

場所:龍谷大学 梅田キャンパス
http://www.ryukoku.ac.jp/osaka_office/access/index.html

参加費:無料、申し込み不要

題名:「経済危機後の地域経済の変化と多文化共生の実態 -日欧比較及び政策・制度改革の展望-パート2」

講演者:井口泰(いぐち・やすし)氏(関西学院大学経済学部教授)

概要:日本とアジア,特に中国など新興国との経済関係の深化は、貿易や投資の増加だけでなく、多様な人的交流の進展とともに進み、国内の少なからぬ地域・自治体が、外国人との共生なしに地域の再生はあり得ないことを経験してきた。しかし,2008年9月の世界経済危機に加え,2011年3月の東日本大震災により、日本経済の成長力を低下させた。2011年,外国人人口は5万人以上減少し,総人口も25万人以上の記録的減少となった。日本企業の海外移転が拡大し,地域から産業も人口も流出し,地域経済が一層疲弊する恐れがある。この厳しい状況においても,日本各地で,アジアの新興国など世界経済との連携を強化するイニシアチブが稼働し,地域で外国人との共生を進める努力が進んでいることは,日本の将来への希望をつなぐものである。本報告は、日本の多文化共生の実態と経済要因に大きく影響を受ける在日外国人の就労環境を着目しながら、出入国管理政策と多文化共生(社会統合)政策を両輪とし,国と自治体の密接な連携を基盤とする包括的な外国人政策が展望したい。

問い合わせ先:nakagawa@kwansei.ac.jp(関西学院大学 中川)




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