2014年9月13日(土)北海道・東北地区研究会の開催

日時: 2014年9月13日(土曜日) 13:30 ~17:00
場所: 藤女子大学 北16条キャンパス 354教室
〒001-0016 札幌市北区北16条西2丁目
*地下鉄南北線 北18条駅から徒歩4分
http://www.fujijoshi.ac.jp/guide/access.php

テーマ1:フェアトレード ~異文化におけるそれぞれの形~
講師:石丸 オリエ氏 (藤女子大学大学院 人間生活学研究科)
フェアトレードは欧米ではキリスト教団体の慈善的活動から広がった。その後、NGOオックスファムや生活協同組合などの自立支援型、企業の社会的責任(CSR)型と形を変えてきた。しかし日本では宗教心が希薄であるため、そもそも宗教からは広がりにくい。また、NGOやNPOの役割や企業のCSRの考え方が欧米とは異なるため、普及しにくいと思われる。本研究では、ヨーロッパ先進国、米国、日本のそれぞれのCSRの考え方に焦点をあて、そこからみえる思想、ビジネス形態、消費者行動から、日本のフェアトレードの在り方を探る。

テーマ2:日本と韓国におけるポライトネス・ストラテジーの文化的相違 ~「思う」と「생각하다(sayngkakhata)」の使用を事例として~
講師:李 鳳 氏 (北海道大学大学院)
日本語の「思う」とそれに対応する韓国語の「생각하다(sayngkakhata)」は、共にヘッジとして機能している。2つの語彙は、発語内の力を弱めて主に、ネガティブ・ポライトネス・ストラテジーの一つとして用いられる。さらに、ヘッジの量は文化によって異なることも知られている。「思う」と「생각하다(sayngkakhata)」との間にある類似点と相違は、正に日本語と韓国語における文化的相違であり、ヘッジの使用に関するポライトネス・ストラテジーの相違によるものであると考えられる。本研究報告では、こうした問題関心を皆さんと議論したい。

講演 (16:00~17:00)
テーマ:「箱館英学と大島高任」
講師:中村 公一 氏 (釜石ぎんどろの会 会長, 元釜石市立図書館長)
日近代製鉄の父と呼ばれ、また日本近代鉱業技術の面で先駆的役割を果たした大島高任(南部藩奥医師の嗣子)は、幕末文久年間に北海道箱館の地で英学の洗礼を受け、自らもその発展の一翼を担った。また、彼は、箱館奉行所が招聘した二人の米国人、ラファエル・パンペリーとウイリアム・ブレイクから鉱山開発の技術を学び、箱館奉行所の命で、武田斐三郎と共に坑師学校を開設し、全国各藩の俊英たちを指導して、日本近代鉱業の基礎を築いた。彼は、江戸・長崎で蘭学を、そして箱館では英語とフランス語を学んだ。箱館にはロシア領事館付きの司祭ニコライもおり、当時箱館は日本の僻遠の地に咲いた英学だけではなく、洋学の華ともいうべき存在であった。村垣範正を始めとする歴代の箱館奉行は、幕府開明派の中でも特に優れた人物が在任しており、彼らは革命期とも言える幕末明初の政権運営の基となった。

 

・研究会への参加は無料です。
・研究会終了後に懇親会(会費3000円程度)を予定しています。ぜひご参加ください。
・研究会に関するお問い合わせと懇親会への参加申し込み先:
藤女子大学 伊藤明美(itoakemi@fujijoshi.ac.jp)



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